映画 「スターウォーズ/最後のジェダイ」

前作の「スターウォーズ/フォースの覚醒」が金を返して欲しいくらいつまらなかったので、期待をせずに見に行った。
私にとって映画を見ることは気晴らしみたいなものなので、マッドマックス・シリーズや初期のX-MENとかのSFアクション系の映画を、好き嫌いでなく、とりあえず見にいくのだが、前作の「フォースの覚醒」は、主人公とサブ主人公を女性、黒人を配置して、アメリカ的事情を配慮したような、「スターウォーズさん、お久しぶりですね」といった感じの作品で、驚きも創作的な冒険もない駄作だった。(日本の漫画の方が冒険しているし、面白い)しかも上映館を間違えて、4DXで見たのだが、席が揺れるは、プロレスじゃあるまいし毒霧(?)が噴き出してくるはで、ポップコーンを落としたり、顔に水霧が吹き付けてきたりして、落ち着いてみることができなかった。

今回はちゃんと上映館を確認して、通常の字幕版で、「スターウォーズ/最後のジェダイ」を見たのだが、うーん、、、、



前回にもまして、人種的配慮をしていて(トランプ大統領とか台頭してきた白人至上主義の影響?)、今回は何とアジア系(中国系女優?イメージ的にはチベット系かモンゴル系を基にした設定)がサブキャラとしてストーリーに絡んできて、どこから見てもおかめ顔で、もうちょっと美人な女優を起用して欲しかったと思うのだが(出番が多く顔がアップになることが多かったので)、ラスト近くで、サブ主人公の黒人の男(名前を覚える気にもならない)に捨て身の行動で愛を告白し、何と主人公の女(名前なんだったっけ?)の恋敵となるのだった。生き残ったので、次回作にも出演するのだろうか?

そうそう、映画ではレイア姫も生き残ってしまったので(作中で一度死んだはずだが生き返った)、レイア姫役の女性がお亡くなりになったから、おそらく次回作の冒頭で死んでしまうのではないかと思う。

今作では、反乱軍側は帝国軍に一方的にやられ続けるのだが、反乱軍側は味方を守るために、自爆や戦艦での特攻をしたり、なんだか旧日本軍か過激派テロ組織みたいな感じになっていた。帝国軍は圧倒的な軍事力と物量を持っていて、どうしてもアメリカ軍のイメージに重なるし、人種的配慮が過剰で、反乱軍側の出演者にアジア系や黒人が多く、植民地の抵抗組織みたいに見えてしまった。

今作は主人公の女はほとんど存在感がなく、ストーリーは過去に何があったかという説明と次回作へのつなぎのための作品といった感じで、ルーク・スカイウォーカーが重要なキャラクターであり、実質的な主人公だと言ってよいと思う。台詞回しも、ナレーションかと間違うような説明的で不自然なセリフが多く、映画を見たというより、あらすじを辿っているような感じに思えた。

次回作も、見るつもりだが、スターウォーズにはもう何も期待できないことは分かった。
そうそう、スピンオフでハン・ソロの若い頃の映画を作るらしい。
ガンダムと同じで、末期症状を呈している。

2019年5月追記:何と今年の12月に公開されるエピソード9が終わった後、全く新しい設定で新スターウォーズ三部作を2022年から二年おきにリリースすると発表された。「アバター」の続編も作るらしい。本当に呆れてしまった。ハリウッド映画はもうネタ切れでオリジナル作品を作る余裕もなく、ネームバリューだけでテレビシリーズのようにして続編を作り続けるのだろう。個人的にはやめて欲しい。

カテゴリー: 映画/ドラマ パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です