映画 「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」

映画「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」を見た。



近所の映画館では吹替え版しか上映してなくて、今まで一度も行ったことのない、車で一時間近くの場所にあるショッピングモール(?)のフジグランの映画館に行かなければならなかった。

リュック・ベッソンの「フィフス・エレメント」の”おフランス・パロディ”風SFは結構気に入っていて、この映画も見るつもりでいて、私はオリジナルの音声でしか見たくないのだが、上記の通り、近所の映画館は吹替えで、今回は諦めていた。
普段はそこまでして映画を見に行くことはないが、たまたま平日に暇な日ができてしまって、朝食を食べながら思いつき、フジグランというのがどんな場所か見に行こうとも思った。

–映画「フィフス・エレメント」

フジグランは私の住む地方都市の、そのまた奥まった内陸にあり、昔は畑か山林ばかりのところで、いつのまにやら広い道路ができていて、フジグランは私の住む地方都市にないほど広い敷地で、無印良品、大型書店、イタリアン・カフェ、ゲームセンター、スーパー、マクドナルド、モス、長崎ちゃんぽん、フードコートなどのある、普通のショッピングモールではあった。いくつか、大阪系列か東京系列らしい、こちらでは見たことのない洒落た店舗が出店していた。

「ヴァレリアン」についてだが、まあ、ストーリーには何も期待してなかった、というか、「フィフス・エレメント」もそうだが、ストーリーで楽しむ映画ではなく、次々と場面が変わる映像と”おフランス風味”の演出を楽しめばいいと思っていたのだが、何というか、原作が昔のコミックのためか、お説教臭いテーマらしきものがあって、説明的なセリフが多く、二時間以上の時間があっても、十分楽しむことはできなかった。
ただ、フランス人好みなのか、リュック・ベッソンの趣味なのか、女性の肌の露出が多く、おそらくタヒチ辺りの原住民を意識しているらしい、身体のラインがはっきり分かる半裸っぽいパール星人が見どころといえるかもしれない。アメリカ映画の豊満な女性美でなく、バレリーナのようなすらっとした身体に小ぶりな形の良い乳房の女性ばかりで、これもリュック・ベッソンの趣味か性的嗜好なのか、確か「フィフス・エレメント」のヒロインの女優(ウクライナ人?ロシア人?)も、背の高い細身でほとんど裸に近い露出だったように覚えている。それが”フランス映画”の”売り”でもある。

–映画 「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」

冒頭のマーケットの場面は、モロッコのタンジェの外国人(この場合フランス人が主なヨーロッパ人観光客)向けのマーケット・ツアーそのもののパロディで、所々、おフランスらしいパロディというか皮肉が入った場面があり、そこは個人的に苦笑したりはできた。
しかし、映画館で1,800円も払って見るようなレベルではなかった。
駄作だとは言わないが、一般向けではなく、レンタルで100円で十分だと思った。

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