VF-AD4を、Manjaro Linuxマシンに変更したのを機に、Manjaro Linuxのwineで、手元にあるWindowsソフトウェアが動作するかどうか、検証することにした。昔、使ったことがあるソフトウェアの最新版を公式サイトからダウンロードして、試した。
弥生の青色申告24をダウンロードして、「wine windowsプログラムローダー」でインストーラーは起動できた。しかし、インストールの実行で、「ハンドルが正しくありません」というエラーが出て、インストールはできなかった。試しに、インストール先のディレクトリを変更してみたが、やはり同じエラーでインストールに失敗した。
ちょうど、親に頼まれて、年賀状作成の本を買ってきたので、付属CDの筆まめver.34ベーシックをwineで動くか確認することにした。USB接続のCDドライブを接続して、インストールプログラムを「wine windowsプログラムローダー」で起動。問題なくインストールできた。アイコンから起動できなかったので、メニューから起動すると、ソースネクストIDの登録を要求された。すでにIDを持っていたので、それでログインしようとしたが、ログイン登録の画面が表示されなかった。IDを新規作成するホームページへは遷移した。新しくIDを作ってまで試す気がなかったので、そこで中断した。おそらくIDを登録する画面が起動しないと思われる。
古いホームページビルダーがあったことを思い出し、押し入れの奥から探し出してきて、CDからインストールしてみた。ホームページビルダー15のCD1の中のAUTOPLAY.EXEを「wine windowsプログラムローダー」で起動すると、問題なく最後までインストールできた(ただし、インストール途中に、余計なソフトをインストールさせようとするので、チェックを外さなければならない。それと、シリアルナンバーとUser IDの入力が必要)。デスクトップアイコンからは起動できなかったので、メニューの「wine」内から起動したら、正常に作成画面が表示された。ずっと昔に作っていたホームページのデータを持ってきて、読み込ませてみたが、動いている。テキストの変更と保存もできた。ただし、自動アップロードなどの機能は試していない。編集作業をしているうちに、RAMが限界に達したのか、突然、エラーでホームページビルダーが落ちた。簡単な作業なら問題なく使えそうな感じだった。
Buffaloのホームページから、NASのLS210Dの設定ソフトウェアのNasNvigater2をダウンロードして、「wine windowsプログラムローダー」で起動してインストール。問題なく完了。しかし、デスクトップアイコンから起動しない。メニューの「wine」内にできた項目をクリックすると、正常に起動した。NASの管理画面へもログインでき、設定の変更もできた。デスクトップアイコンから起動できない原因が分からないが、とにかく、それ以外は、正常に使えた。
今回はManjaro Linuxのwineで試したが、ディストリビューションによって善し悪しがある。Manjaro LinuxのwineではVertical Editor2.4.5.4は動作しないのだがをLinux Mintのwineでは動作した。Manjaro Linuxのwineのバージョンの方が最新版(ver 8.0.xx)なのだが、Vertical Editor2.4.5.1しか動作しなかった。Linux Mintのwineは古い分(ver 6.xx.xx)、ビルドの調整がされていて、細かい部分まで動作確認がされて、修正が行われているのだろう。私が、初心者にLinux Mintを勧める理由だ。