ドスパラ VF-AD4をLinuxマシンにした。— Manjaro Linux Xfce

ドスパラVF-AD4というノートパソコンをWindows10で利用しているが、アップデートするごとにWindows10の動作が重くなってきて、このノートパソコンでは、Windows11へアップグレードしても、おそらく、使い物にならないはずだ。買い替えるしかない。しかし、まだハードは問題なく動いているので、ダメ元で、VF-AD4に増設した500G SSDへ、軽量Linuxを幾つかインストールして、試してみた。試したのは、antiX Linux、MX Linux(antiX Linux + Xfce)、Puppy Linux(noblepup32)、それと、VF-AD3S proで愛用しているManjaro Linuxだ。

そのうち、最も動作が軽かったのが、Puppy Linuxで、それと同等か、微妙に遅い感じでantiX Linux、その次に、MX Linux(antiX Linux + Xfceデスクトップ)で、どれもManjaro Linuxより軽快に動作した。しかし、Puppy Linuxは元々USBメモリで持ち運ぶ用途のようで、SSDへインストールしてからの起動が、どうしてもうまくいかなかった(USBメモリでの起動であっても、十分軽い)。antiX Linuxは、なぜか無線LANカードを認識してくれないことがあったが、IceWMというXfceの簡易版のようなデスクトップと軽快さは、結構気に入った。しかし、アプリケーションやパッケージを追加しようとして、エラーが頻発し、インストールできないことが多くあった。また、wine関連のソフトがインストールに失敗して、不安定なため、残念ながら断念した。(後で、VMware仮想マシンで、時間をかけて調査しようと思う)MX LinuxはXfceデスクトップが使いやすくて良いが、なぜかファイルマネージャThunarがネットワークHDDのファイル共有ができず、そのままだと日常の運用に支障があるので断念した(antiX Linuxを基にしているので、Manjaro Linuxより少し軽快な感じで、これも、後で時間をかけて調査することにした)。

結局、いつも通り、Manjaro Linux Xfceをインストールすることにした。ちなみに、私がLinux初心者にLinuxを進めるとしたら、一番はLinux Mintだ。あのユーザーに優しいインストールと初期設定と、ツール群は素晴らしいし、動作が安定している。しかし、昔と違って、最近のLinux Mintは大きめのRAMが必要となり、動作がもっさりとしている。今回のような貧弱なハードでは選択肢にもならない。

そんなわけで、ドスパラVF-AD4へManjaro Linuxをインストールした。体感で分かるぐらいには、Manjaro Linuxの方が、どの動作もWindows10より早いと感じる。steamやwineも入れてみた。通信ソフトも動くし、秀丸メールも問題なく動いた。steamの無料ゲームも、のろのろだが動く。銀行口座へのWebアクセスは、Firefoxでも問題なく行えた(駄目ならChromeをインストールすれば良いだけ)。表計算は既に、Windows10でもLibreOfficeに移行していたので、LibreOffice用の日本語環境をインストールすれば問題なし。wineで動かないWindowsプログラムもあったが、代替方法があるので、それで我慢した。しかし、いろいろと問題があった。

ディスプレイの解像度の変更が、GUIではできなかった。ネットで調べて、コマンドラインで、xrandrで可能な解像度の一覧が表示され、xrandr -s 1600×800のように実行すると、変更された。しかし、再起動すると元に戻る。Archwikiで調べてみると、xrandrの操作は、Xserver機能には永続的に反映されず、Xserverが起動するごとに、スクリプトを自動実行するようにしないといけないらしい。ユーザーに不親切な、謎の仕様だ。こういうのがあるから、Linuxから、またWindowsへ戻るユーザーが後を絶たないのだ。GUIの解像度変更プログラムがあるのに、それが反映されない、永続性もないとは、、、、

それから、steamゲームの『対魔忍コレクション』が、マッチゲームをしていると、スワップのメモリ不足で突然落ちた。システム負荷を計測してみると、steamのWindows互換機能のProtonを使うと、4GbyteのRAMをほとんど使い果たして、ゲームを進めていって、スワップ領域を8Gbyte消費したところで落ちているようだ。スワップ領域を16Gbyte確保しても同じ。これは、Linuxのスワップ機能の不具合なのか、ハードウェア上の限界を超えたためなのか分からないが、Protonというミドルウェアを使わなければsteamゲームが動かないのだから、仕方がないと言える。『対魔忍コレクション』は、パズルとカードマッチの簡単なプログラムのはずなのにRAMを消費しすぎている。ゲームの内部の作りが雑で、適切なメモリ開放を行っていないのが原因かもしれない。

とにかく、VF-AD4はLinuxマシンとして延命させることができた。これで、Windowsから少しは離れることができて、嬉しい。

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UGREEN USB Type-Cケーブル PD対応 100W/5A 2m

ドスパラのノートパソコンDX-R3には、専用のACアダプターが付属しているが、それが壊れてしまうと、近くの家電店やパソコンショップで、すぐに購入して間に合わせるということができない。DX-R3は、USB Type-CのPowerDeliveryに対応しているので、DX-R3を持ち出して使用する場合に備えて、65W USB充電器と、65Wの高出力に対応したUSBケーブルを購入した。65W USB充電器は、以前、購入したのと同じ物を買った。

エレコム USB PD 充電器 65W 1ポート Type-C GaN採用 PPS対応 折りたたみ式プラグ PSE技術基準適合 [iPhone15 iPad Macbook スマートフォン、タブレット、パソコンなど対応] ブラック EC-AC6365BK

USBケーブルは、以下の商品を購入した。

UGREEN USB Type CケーブルPD対応100W/5A 超急速充電USB C to USB C 断線防止 iPhone 16、MacBook Pro、Matebook、iPad、Xperia、Galaxy等Type-c機種対応 (2m, ブラック)

二つを接続して、DX-R3へ電源供給してみたが、問題なく使えた。その場合、USB接続のSSDでLinuxが使えなくなるが、外に持ち出してまでLinuxをデュアルブートする必要が今のところはないので、問題ない。

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WesternDigital Blue SA510 M.2 2280 S-ATA3.0 SSD 500GBを、ドスパラVF-AD4に増設した。

ドスパラポイントが貯まったので、ドスパラのノートパソコンVF-AD4にM.2 SSDを増設した。M.2 2280 S-ATAなので、ドスパラの商品に選択肢がなく、WesternDigital Blue SA510 M.2 2280 S-ATA3.0 SSD 500GBを購入した。

Western Digital 500GB WD Blue SA510 SATA 内蔵ソリッドステートドライブ SSD – SATA III 6Gb/s M.2 2280 最大560MB/s – WDS500G3B0B

ねじを外して、裏蓋の増設用の小蓋を取るが、M.2 SSDを差し込む向きが分かりにくい、いろいろ試して、メーカーの青いシールが貼ってある方が見える向きで差し込んで、成功した。あとは、Windowsからディスクの管理で、ディスク初期化とフォーマットして、終了。何の問題もなかった。M.2 SSDへWindows10を再インストールして、OSを移動させることを考えたが、来年にはWindows11にアップグレードすることになるので、その場合、ライセンス認証がどうなるかわからない。トラブルになる可能性があり、そのまま、データ用として使うことにした。これで、ディスク容量が、64GByte + 500GByteになった。Windows11へアップグレードした時に役に立てばいいな、と思う。

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玄人志向 USB3.2 Gen2 接続 2.5型 SSD / HDD ドライブケース GW2.5AM-SU3G2

ドスパラのノートパソコン DX-R3は、裏蓋を丸ごと全部取り外さないと、RAMや増設SSDへ触ることができない。保証対象外となってしまう。それで思い付いたのが、USB接続のHDDケースだ。2.5inch SSDが余っているので、USB接続で、Linuxを起動することができるはずだ。DX-R3をドスパラで購入して400ポイント獲得したので、それを使って、ドスパラ通販で、千円で購入できた。

玄人志向 USB3.2 Gen2 接続 2.5型 SSD / HDD ドライブケース GW2.5AM-SU3G2

何も難しいことはなく、工具なしでケースを開き、2.5inch SSDを挿し込むだけ。理論的には、USB3.2 Gen2の10G bpsの速度でディスクアクセスできる。(2024/9/14 追記) ある一定回数、USB接続からのManjaro Linuxの起動が、途中で止まる現象が頻発した。Secure bootを解除しているのに、おかしいと思っていた。Windows11を起動した次のUSB接続からの起動が、100%の確率で途中停止することに気が付いた。明らかにWindows11が邪魔している。素人の人だと、Linuxの問題だと思い込んで、Linuxを止めるだろう。Windows以外のOSには、とことん嫌がらせをしている。マイクロソフトは本当に悪質だ。

Manjaro Linuxをインストールして、Steamゲームを試してみた。Dead or Alive 5は、起動オプションの設定が必要だが、とても快適に動作した。Dead or Alive 6:Core Fightersを、インストールした。Proton Experimentalを適用するだけで問題なく動作したが、性能不足でスローモーションでキャラクターが動いてしまい、ゲーム内のグラフィック設定で、解像度と画質を、かなり落とさなければならなかった。Linux上で動作させると、ゲームの推奨動作環境より2割増しのハードウェア性能が必要な感じだった。(公開した後で気付いたが、グラフィックスについては、私の勘違いで、DX-R3はインテルUHDグラフィックスの性能しかなく、Dead or Alive 6はGeForce GTX 1060が推奨性能だった)

実用より、Linuxのお試しのための購入だから、これで良しとする。通信ソフトなどの実用には、VH-AD3S proのManjaro Linuxを使う。それにしても、DX-R3のファンがうるさい。第13世代のCore i3のためだろうか?発熱異常で、故障しなければいいが、、、、

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ドスパラ THIRDWAVE DX-R3 メモリ16GB搭載モデル — Windows11のローカルアカウントでのセットアップ

VH-AD3Lを購入してから、ちょうど、七年間経過した。付属の純正ACアダプターが断線して、使い物にならなくなったが、Amazonで変換プラグ付きのACアダプターを購入して、だましだまし使い続けてきた。

来年の10月にはWindows10のサポートが終了するし、VH-AD3Lのハードウェアはアップグレードに対応していないので、買い替え時だと思った。まだWindows11は使ったことがないので、その予行演習にもなる。購入したのは、またもドスパラのノートパソコン。

— ドスパラ THIRDWAVE DX-R3 メモリ16GB搭載モデル(Amazonに、なぜか商品がなかったので、Core i5の方の同類機の商品リンクを張っておきます。値段とCPU以外は同じです)ノートPC パソコン THIRDWAVE DX-R5 Core i5-1335U/16GBメモリ/500GB SSD/15.6フルHD/Windows 11 Home 12777-4539

VH-AD3Lは、ドスパラで下取りしてくれて、DX-R3の値段から3,000円値引きとなった。購入したパソコンの箱の中に入っていた佐川急便の伝票で、佐川急便に電話で引き取りを依頼し、引き渡した。重大な破損でなければ、故障したパソコンでも良いので、ACアダプターが断線していただけで、正常に動作していたVH-AD3Lを受け入れてくれた。これは、助かる。

それにしても、VH-AD3Lを工場出荷時の状態に戻すため、USBメモリへ作っておいた回復ドライブでWinodws10をクリーンインストールしようとしたが、「ディスクが少ないため、できません」とかいうメッセージを表示して、初期状態に戻すことができなかった。これまで何回か、パソコンをUSBメモリの回復ドライブでクリーンインストールしようとしたことがあるが、一度も成功したことがない。これって、意味のない機能ではないだろうか?マイクロソフトを信用してはいけないという教訓だろう。だが、もちろんWindows11の本機でも、すぐにUSBメモリへ回復ドライブを作った。(^_^;;;

今回、購入したDX-R3は、OSがWindows11 Homeなので、「ローカルアカウントで「Windows 11 Home」をセットアップする方法」を参照しながら、初期セットアップを行った。ネットワーク接続を要求する画面で、Shift+F10でコマンドプロンプトを起動。taskmgrコマンドを入力してタスクマネージャーを起動。「ネットワーク接続フロー」というプロセスを終了させて、上記の記事の第一の方法通りにローカルアカウントを作成しようとしたが、エラーになって、ネットワークへ再接続するよう表示されてしまった。もう一つの方法で、Shift+F10でコマンド プロンプトを起動。「.¥oobe¥BypassNRO.cmd」コマンドを実行してみた。今度は、画面の下の方に、[インターネットに接続していません]というリンクが現れ、上記の記事の通り、ローカルアカウントのセットアップ処理に進むことができた。この方法も、いつまで利用できるのか不安だ。実質的な、Microsoftアカウントの強制だ。

それにしても、Windows11は酷いOSだ。今だと、バックアップのOneDriveへの強制同期で課金される恐れがあり、速攻でOneDriveアプリを削除した。OneDriveは、Microsoftアカウントの5GBのネットワークドライブがリンクされるので、Microsoftアカウントでログインしなければ、強制同期はされないはずだ。しかし、Windows Updateをすると、いつの間にか、また「Microsoft OneDrive」がインストールされるとのことで、Windows Updateの後は、必ずチェックすることにする。

早く、実用に足るLinuxディストリビューションが現れてくれないだろうか。一万円くらい払っても、購入するつもりだ。— 寄付はしない。提供側は責任を持った継続的なサポートをするべきで、その対価を要求しない善意に基づいたシステムは必ず破綻するからだ。実際、オープンソースだった主要なソフトウェア(例えば、MySQL、OSDN、GitHubなど)は、いつの間にか大手に買収されてしまっている。そうなると、もう、ボランティアのフリーソフトウェアではないわけで、ボランティアの仮面を被った「質の悪いビジネス」だと思う。***個人の意見です。(-_-) ***

Windows10で動いていたソフトウェアが動作しなくなる不安があったが、特に問題は起きなかった。一番心配だったVertical Editorは、拍子抜けするほど、何の設定もなしにWindows11で動いた。編集と保存なども今のところ異常はない。それどころか、Windows10でずっと放置されていた、縦書きの縦棒が横棒で印刷される不具合が、解消されていた。Windows11でVertical Editorが正常に動くのは、とても嬉しい。通信ソフトは、Windows10で動作しなくなったので、VH-AD3S proのManjaro Linuxのwine上で動作させている。同様にWindows11で動くようになっているかもしれないが、今更、元に戻す気はない。(2024/9/14 追記) Windows Updateを適用したら、Vertical Editorやその他のフリーソフトウェアの起動がブロックされるようになった。秀丸メールはブロックされなかった。Smart App Contorolという機能で、何の予告もなく、Microsoft Storeに登録のないソフトウェアを、実行できなくしたらしい。Smart App Controlの設定を探し出して、機能をオフにして元に戻した。しかし、再インストールしないと再びオンにできないとか警告が出る。脅しのつもりだろうか?セキュリティを錦の御旗にしてマイクロソフトはやりたい放題だ。

Windows11の数少ないプラスな点として、macOSのデスクトップの真似なのだろうが、タスクバーの中央へスタートメニューや検索があることだ。最初は面食らったが、意外と使いやすい。余計なアイコンを多数表示するウザさは、従来のWindows通りだが、、、。不要なピン留めアイコンを削除し、メニューの設定を変更した。まだ、時々、デスクトップの左下角へマウスを無意識にもっていってしまうが、このまま使い続けることにした。

DX-R3のACアダプターは、19V 3240mA 65Wの電源だった。内径は、以前購入した変換プラグの内径1.7mm/外径4.0mmのプラグが差し込みできた。実際に使えるのかは、65WのACアダプターを持ってないので、分からない。Type-CのUSB PDの電源入力もできるので、VF-AD4の45W用を接続してみたが、利用中に、どんどんバッテリーが消耗していった。モバイルバッテリー用に購入した65WのUSB PDの充電器で電源供給したら、しっかり充電してくれた。本体付属のACアダプターのコードの長さが1.5m弱で、DX-R3の置き場所がコンセントから距離があるので、Type-C PD用の2mのケーブルと、65WのUSB充電器を購入しようかと考えている。

DX-R3のハードウェアは、キーボードが良くない。手のひらを押し付けると、ぺこん、と、たわむ。キー配置も、正面からずれている。ブラインドタッチには向かない。ファンの音も大きい。Core i3は最大4.5GHzで動作するし、M.2 NVMe SSDの高速性能。65W電源が必要なだけあって、発熱も大きいのだろう。15.6インチなので、面積は広いが、それほど重くはない。RJ45のギガビットLANのコネクタでネット接続できるが、コネクタの抜き差しが非常に難しかった。Wifi6があるし、壊すのが怖いので、ギガビットLANは使わないようにした。また、裏面に、追加のディスクやRAMを換装する小窓のような留め蓋がないので、裏蓋のネジを全部外して全体を開けることになる。そうすると、購入直後でも、補償対象外になってしまうので、増設やディスク換装はしないことにした。

Windows11は、8GBのRAMやCeleron CPUなどの低スペックでは、もう使い物にならないだろう。NVMeのSSD、16GByte RAM、Ryzen5/Core i3程度のスペックが必要だ。DIYでの構成変更は、ライセンス認証の問題やMicrosoftアカウントの強制で難しくなってしまっている。ミニマリストで改造大好きの人間には、堅苦しく感じる。早く、LinuxでデスクトップOSのビジネスサービスを展開してくれるメーカーが現れて欲しい。Linuxでなくてもいいが、、、

(2025/6/24追記)本記事で紹介したローカルアカウントのセットアップは、現在ではもうマイクロソフトによって禁止されたようだ。他には、レジストリを設定するような方法があるようなことを、ネットの情報で見かけたが、そのうち、各種の機能やサービスも、Microsoftアカウントなしで使えなくするだろう。しかし、全くの素人の人は、もう、パソコンを購入した時の初期セットアップが自分一人では、できないのではないだろうか? しかも、メールアドレスなどの個人情報もMicrosoftアカウントへ登録しないといけない。それだけでなく、マイクロソフト推奨の初期設定方法だと、マイドキュメントとバックアップがOneDriveへ強制同期されてしまうらしい。それを解除する方法も、相当に難しいらしい。本当に、早く、LinuxでデスクトップOSのビジネスサービスを展開してくれるメーカーが現れて欲しいと、切に願う。

(2025/7/27 追記)調べてみると、Windows11のローカルアカウントの作成には、以下の方法があると、ネット記事にあった。ただし、近い将来にMicrosoftによってブロックされるだろう、とも書かれていた。私は試していないが、覚え書きのために記しておく。

・セットアップ中に「Shift」+「F10」キーを押してコマンドプロンプトを開く。次に、コマンドプロンプトで「start ms-cxh:localonly」と入力すると、ローカルアカウント用のユーザー名とパスワードを作成できるWindows 10スタイルのインターフェースが表示される。

・無料のサードパーティー製ツール「Rufus」を利用する。Rufusは、ISOイメージファイルからWindowsをインストールする際にMicrosoftアカウントの要件を削除し、特定のユーザー名を持つローカルアカウントを自動的に作成することができる。(私は、どういう設定が必要なのかは、実際に作成して確認していないので、本当なのか分からない。また、プレインストールされたパソコンだと、メーカー版のWindows11は上書きされてしまうので、USBメモリの回復ドライブは作れないままでの実行となってしまい、失敗したらWindows11自体が消去されることになる)

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Claws Mail — Linux用のメールクライアント(お勧め)

Linuxで使用するメールクライアントが、長いこと気に入ったものが存在しなかったのだが、先日、やっと満足できるLinux用のメールクライアントを見つけることができた。それが、Claws Mailだ。

LinuxだとThunderbirdが定番だが、Thunderbirdは寄付の広告が目障りで、To doリストとか余計な機能が付いているので、ちょっと重い。KmailやGearyなども試したが、日本語対応が中途半端で、セキュリティ管理を厳しくしすぎて、KDEウォレットとか認証メッセージの警告が頻繁に出て来るし、設定が変に入り組んでいて、画面も使いにくい。

日本人が開発したSylpheedを一時利用していたが、内部のデータ管理が壊れて、受信したメールが消失する現象があったので使わなくなった。現在も、受信したメールが消えるバグが放置されたまま、もはやメンテナンスが行われていない模様だ。

それで、Linuxでは、ずっと、Wine上で、お気に入りの秀丸メールを使っていた。やはり、一番使いやすい。

先日、日本人が開発したSylpheedから派生したClaws Mailというメールクライアントが存在することを知り、使ってみた。

Linux Mint上で公式版をインストール(Flatpak版もある)。Claws Mailは、日本語に対応している。アカウント作成は自動設定ウィザードが起動するが、アカウントの細かい自動設定まではしてくれないようだ。そのままでは送受信できなかった。送信ポートの変更(25から587への変更)などは、自分で変更した。基本的知識があれば、すぐ修正できる。簡単で、軽快に動作する。複数アカウントにも対応していて、満足。Linuxでは、これをメールクライアントとして利用しようと思う。移行時の注意点としては、秀丸メールから、メールをClaws Mailへ移動する時に、メッセージタイトルが文字化けした。対処方法は、秀丸メールからのエクスポートの時、UNIX MBOX形式で、さらに「エンコード」にチェックをいれれば、文字化けせずに正常にインポートしてくれた。

(2024/7/10 追記) Windows用もあったので、Windows10にもClaws Mailをインストールしてみたが、マルチアカウントで使う設定にかなり苦労した。まず、Linux用も同じだが、日本語の間違いがあり、ツールバーの「ツールバー|作成」となっているのを、toolbar_main.xmlの当該箇所を修正しなければならない。おそらく日本語の理解できない外国人がGoogle翻訳からコピペする時に、ミスしたのだろうが、「メール作成」に修正。秀丸メールのように、アカウントごとにメールボックスを分けたい場合、かなり内部の構造を熟知しておかなければならない。メールデータや設定は、「(ユーザー名)\Appdata\Roaming\Claws-mail\」の配下に作られる。しかし、メールボックスの「Mail」フォルダは、なぜか「(ユーザー名)\Appdata\Roaming\」に作られる(普通はClaws-mailの配下に作られるのが自然なのだが)。それで、ファイルメニューの「メールボックスの作成」でメールボックスの名称を「Claws-mail\MailBoxes\xxxxx」のように作成しておいてから、アカウントを作成して、いちいち、受信フォルダや、送信済みフォルダ等を指定しなければいけない。Sylpheedの不便さを、そのまま踏襲してしまっている。こういったところは、改善して欲しい。

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古いPCモニターを買い替えた — Acer QG271M3bmiipx 27インチ ゲーミングモニター。ついでにHDMIケーブルも買い替えた。

ドスパラでパソコンとセットで購入していたBenQの24インチのデスクトップ用モニターが、気が付けば、ちょうど10年間使い続けていたので、新しく買い換えることにした。パソコンショップへ行って、一通り見て回っていて、気に入ったモニターがあった。ちょっと迷ったが、最近、臨時収入があったので、奮発してゲーミングモニターを購入してしまった。

—Acer 27インチ ゲーミングモニターQG271M3bmiipx(古い型だったのか、Amazonに商品登録がなかったので、価格が同じ同等品のリンクを掲載しておきます) 日本エイサー Acer Nitro ゲーミングモニター 27インチ IPS フルHD 180Hz 0.5ms PC/PS5/Xbox X/S向き ヘッドホン端子 スピーカー HDMI2.0 AMD FreeSync Premium HDR10 VG270M3bmiipx

モニターを購入して持って帰ってから気付いたが、今のデスクトップパソコンのグラフィックボードのGeforce GTX1650のインターフェースが、HDMI2.0bだったのに、HDMIケーブルはハイスピード・ケーブルを使っていた。BenQモニターがリフレッシュレート60Hzなので、今まで、それで問題なかった。新しいモニターは、180Hzまでリフレッシュレートがあるので、この機会に、ウルトラハイスピードのHDMIケーブルに買い替えた。

エレコム HDMI ケーブル 2m 細い ウルトラハイスピード 4K(120Hz) 8K(60Hz) 【Ultra High Speed HDMI Cable認証品】 48Gbps 超高速 テレビ・パソコン・ゲーム機などに 7680×4320 eARC 黒 ECDH-HD21ES20BK

使い心地は、BenQのTNパネルから、IPSパネルに変わって、映像は綺麗になったようには感じたが、性能と価格で考えると、それほどでもなかった。サウンドは、ステレオサウンドになって、格段に良くなった。格闘対戦ゲームDead or Alive6の動きがスムーズになるかと思ったら、全く変わりなし。金をドブに捨てた、と思って、落胆していたが、風呂に入っている時に、ゲームのオプション項目のグラフィックス設定があったことを思い出し、ゲームのグラフィック設定で解像度を上げたら、画像が格段に綺麗になった。しかし、リフレッシュレートが60Hzから180Hzになったはずなのに、動きが滑らかになったように見えなかった。リフレッシュレートの変更は、Dead or Alive6の設定には含まれていなかった。

Acerが、モニターの設定を変更するプログラムAcer Display Widgetを提供していたので、Acerのホームページからダウンロードして、インストールして起動した。モニターの現在状態を確認したら、モニターのリフレッシュレートは60Hzのまま動作している。不良品にあたったのかと後悔した。

何かないか、と調べていると、NVIDIAコントロールパネルという常駐ソフトが動作しているのを見つけた。NVIDIAコントロールパネル画面を開いて、グラフィックボードのGTX1650の設定を見ていたら、解像度の設定で、リフレッシュレートを60Hzで指定されてしまっているのを発見。プルダウンの設定では、ネイティブの解像度は120Hzまでしかない。180Hzの選択肢がなかったので、FHDフルカラーでは120Hzが、GTX1650の性能限界なのだろう。

さらに、Acerのホームページの製品情報を読んでいたら、QG271M3シリーズのデバイスドライバを見つけたので、ダウンロード。zipファイルを解凍したら、.infファイルがあったので、ファイルを選択して右クリックで、「インストール」を実行した。デバイスマネージャでQG271M3が表示されるようになった。これでモニターに最適化された表示がされるのだろう、と思う。

手順としては、第一に、グラフィックボードの設定で解像度とリフレッシュレートの設定を変更。次に、モニターは基本的に自動で最適化されると思っていたが、そうでもないようなので、モニター用のデバイスドライバーや、メーカー提供の設定ソフトウェアをインストールしてみる。最後に、プレイするゲームの中のグラフィックとサウンドの設定を変更する。最低でも、こういった三段階の変更が必要だろう。こういったゲームソフトとモニターとグラフィックボードの相互の最適な設定のやり方が分からないと、素人では、高いモニターを買ったのに性能が出ない、という誤解を招くのではないかと思う。

他の設定としては、Windows10のディスプレイ関係の設定がある。それで、「HDRを使用する」をONにすると、かなり処理が重くなった。HDRは映画や高解像度の写真を見る場合は必要だが、動きの速い格闘対戦ゲームをするときは、動きが遅延するので、結局、OFFに戻した。

今回、分かったことは、高機能モニターの性能を生かすも殺すも、いろいろな設定の組み合わせ次第ということだ。非常に手間が掛かるが、画質を優先するのか、動きの速さを優先するのか、トライ&エラーで自分の最適解を見つけるしかない。とりあえず、私は満足のいく買い物ができた。

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モニターなしのManjaro Linuxをリモートで使うために、HDMIダミープラグを購入した。