故障したVH-AD3S proの液晶ユニットを取り外して、microHDMIの映像出力と増設したWiFiアンテナで、キーボード型パソコンへ変えた。

折り畳みのヒンジが損傷したVH-AD3S proの液晶ユニットは、液晶スクリーンとWEBカメラとWiFiアンテナのコードが本体と繋がっていて、かなり細いコードなので、このまま本体と接続したままだと動かした時に間違って切断しそうだった。それで、コードの接続を外すことにした。
液晶スクリーンのコード(WEBカメラと兼用?WEBカメラ用と思われるコードは液晶ユニットから伸びてなかった)は裏面から見て右側のヒンジの下辺りにあり、黒いテープで保護されていて、テープをはがして、その小さく平たい肌色のコネクタを外した。
WiFiアンテナのコードは裏側から見て左側のヒンジからぐるっと右側へ伸びてWiFi回路らしい小さな回路へ接続していた(カードではなかった。基板へ直付け?)。同じく黒いテープをはがして、金色の接続端子を慎重にマイナスドライバーで外した。コードは液晶ユニット内のWiFiアンテナへ繋がっているはずなので、後で液晶ユニットから取り出して再接続しようと思った。WiFiアンテナとディスプレイのコードの接続を外した後、折り畳みヒンジのネジを外すと、液晶ユニットが外れ、本体が自由になった。

本体から液晶ユニットを取り外した時に、ふと思いついてmicroHDMIケーブルを買ってきた。本体に裏蓋を付けないまま、傷つけないように厚手の雑誌の上にキーボード+本体を置き、microHDMI変換コードでデスクトップ用モニターに接続して、電源を入れると、見事にWindowsが起動できた。ちなみに、miniHDMIという規格もあり、勘違いして買いそうになったので、気を付けましょう。

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しかし、WiFiのアンテナがないためか、ネットワーク接続はできなかった。いろいろ考慮した挙句、液晶ユニットはこのままではどうせ捨てるしかないので、カバーをはずしてWiFiアンテナとコードを取り出すことにした。しかし、どうやってカバーをつけているのか、ねじ止めをしている部分が見当たらない。内部のツメか何かへ嵌め込んでいるのかもしれない。隙間を探してマイナスドライバーで無理矢理はがそうとしたが、壊しそうになったので、中止した。

Windowsを使うにしても、Linuxを使うにしても無線LANが使えないと意味がない。USBスティックの無線LANもあるが、VH-AD3S proには二つしかUSBポートがなく、一つはマウスに使っているので、やりたくない。アンテナのパーツがないか、Amazonで検索してみたが、コードの端子がU.FL(miniPCIe用らしい)と MHF4(M.2用らしい)というのがあって、その違いがコードの端子が小さすぎて、目視では全然判別できず、Google画像検索で、VH-AD3S proのWiFi回路がIntelの3165らしいと見定め、それがminiPCIeだったので、U.FLと決め打ちして購入することにした。千円未満なので、間違っていたとしても、財布に痛くはない、と購入したものの、 届いたケーブルはVH-AD3S proには使えなかった。

届いたミニアンテナとケーブルを取り出したが、ケーブルの端子がVH-AD3S proの端子より大きかった。残念ながら、VH-AD3S proは、M.2接続のMHF4の規格だったようだ。財布には痛くないが、精神的な打撃は大きかった。よくよく調べてみると、無線LANモジュールのIntel 3165にはいくつか種類があって、PCIe用とM.2用があるらしかった。VH-AD3S proのWiFiモジュールは3165D2Wというタイプで、日本語のサイトには情報が全然なくて、Google検索すると、なぜか中国語の部品販売業者のサイトばかり出てきた。推測するに、日本では全く出回ってない、格安の中華ノートパソコンに採用されているモジュールではないかと思う。VH-AD3S proも格安にするために中国で製造しているのだろう。気を取り直して、再度、同じメーカーのMHF4のものを注文した。

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改めて、届いたミニアンテナとケーブルを取り出し、壊れやすそうなので、コードを注意して接続。小さすぎて苦労したが、端子の接続部の位置を慎重に合わせ、マイナスドライバーで端子を押し付けて何とか接続できた。二本の黒いアンテナをコードのコネクターへ取り付け、Windowsを起動した。問題なくWiFi接続ができ、インテ―ネットにも繋がった。アンテナを取り外してコードだけでもWiFi接続できたが、電波が弱く、遅かった。アンテナ有りだと電強度がフルになったので、快適に通信できた。モニターが1台しかないので、HDMIコードを抜き差しして切り替えていて、問答だ。安い小型モニターを探すか、HDMI切替器を買うかした方がいいかもしれない。とりあえず、テレビの外部入力にHDMIがあるので、そちらに接続して使うことにした。アンテナは固定せずに投げ出しておいているだけでも十分な電波強度を保持しているので、固定せず使うことにした。
取り外した液晶ユニットについては、何となくもったいないので、しばらくカバーの取り外しのアイディアが湧くまで保存することにした。

VH-AD3S proをキーボード型パソコンに改装したついでに、SSDのManjaro Linux Xfceを最新版をダウンロードして、USBメモリからクリーンインストールしたら、ThunarからLinkStationへ接続することができた。最新版でバグが修正されたのか、アップデートの不良の問題だったのかは不明だが、解決できたので良しとする。
(追記)、、、と思ったら、なぜか翌日接続しなくなった。不思議????

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