BUFFALO NAS スマホ/タブレット/PC対応 ネットワークHDD LinkStation 1TB LS210D0101G

NASを購入した。家のパソコン間のファイル共有とかデータ移動に利用するためだ。パソコンでデータを移動する場合、共有フォルダを設定していても、別の部屋にあるパソコンの電源を入れに行かなければならず、少しの手間ではあるが、面倒臭かった。USBメモリがすぐ手元にあるわけでもなく、USB経由はコネクタへ抜き差しするのとコピー処理が遅いのが難点だ。
本当に欲しかったのはSynology NASキットだった。手元にある500GBの2.5inch SATA HDDを取り付けて利用しようと思っていたのだが、このNASケースは3.5inch専用のだった。

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新しい3.5inch HDDをわざわざ買うと無駄金になるし、NASキット自体が三万円近くするので、半額近く安くなる時期を待っていた。しかし、三年経過して全然値段が下がらないので、仕方なく、Amazonで一番値段の安かった、長持ちを期待しない経過措置として、バッファローのHDD付きの1TBのNASを購入した。

BUFFALO NAS スマホ/タブレット/PC対応 ネットワークHDD 1TB LS210D0101G 【エントリーモデル】 LinkStation

取り付けは簡単。ルーターへ接続して、電源を入れ、ルーターのセキュリティ設定でLinkStationのアクセスを許可したら、すぐWindowsからメディアサーバーとして認識された。NAS Navigater2という環境設定ツールをバッファローのサイトからダウンロードし、インストールし、ツールを起動するとLinkStationのアイコンをダブルクリックすると、何の躓きもなくファイルシステムを参照できた。家庭内でしか利用しない(しかも私一人だけ)ので、設定画面でshareフォルダーを公開フォルダーに設定し、アクセス制限なしにログイン認証なしにした。パソコンを起動したときに自動で共有フォルダを参照するように「ネットワークドライブの割り当て」でWindows側で、Zドライブに設定した。ここで気を付けるべきなのは、NASであるLinkStationが、デフォルトではDHCPでIPアドレスが可変なことだ。(固定IPで設定することも可能)だからマシン名で参照するように設定しなければならない。LinkStationのマシン名はデフォルトでは”LS210D75G”なので、そのままでもよいが、趣味で自分の好みの名前にした。”\\マシン名\share”(WordPressのエディタでは円マークが”\”に自動変換されてしまう)でエクスプローラーから参照できるになった。他のWindowsパソコンも同様に設定した。全て簡単に終わってしまった。
唯一気になったのは、近くに置くと、騒音というほどではないが、HDDのモーター音が少し気になる。コピーもギガビットLANとはいえ、SSDの速度に慣れた現在では早いとは言えない。機器情報では、HDDはTOSHIBA製で、ファイルシステムはxfsだった。

深夜には使わないので、スリープタイマーを設定することにした。設定条件は3つまで設定できるようだ。設定項目は「毎日」と「毎週」で、3つ共「毎週」を選択し、平日は午後5時に起動し、深夜の1時で電源オフする設定をした。その設定をしたとき、エラーとなったのだが、単純な勘違いで、深夜の一時は翌日なので、01時を指定すると当日の1時を指定したことになる。翌日の深夜1時は25時を選択する必要があった。土曜日は午後1時に起動して深夜1時(25時)で電源オフの設定。日曜日は朝8時から深夜1時までとした。祭日などで平日に使う場合は、LinkStation背面の電源スイッチを手動でOFF/ONして、電源を入れなければならないようだ。

その他、いろいろ機能がある。BitTorrentはネットワークファイル共有ソフトだが、何のために付属しているのかよく分からない。AFPはMacOS用のファイル共有機能のためのプロトコルだから不要。WEBアクセス機能はインターネット経由での外からのファイルアクセスだから必要ないし、公式サイトからツールを取得する必要があって、おそらくネームサーバーとかセキュリティとか面倒臭いと思われる。バックアップ機能にTime MachineというMacOS用の機能があるが不要。SSL認証も必要がないので、使うことはないだろう。

問題が発生したのはManjaro Linuxだった。Thunarで”smb://LinkStationのマシン名/共有フォルダ名”でアクセスしようとしたが、匿名でログインしようとすると、エラーとなってしまう。LinkStation側ではアクセス制限を設定せず、誰でもパスワードなしでフルアクセスできるようになっているし、実際、Windows10ではログイン設定も必要なく、簡単に接続できている。LinkStation側ではアクセス用のログインユーザーを設定していないが、試しにguestでログインしようとしたが、やはりエラーとなる。非常に不思議。
以前からWindowsネットワークへのアクセスエラーがあったが、Manjaro LinuxはSamba関連の不具合を抱えたままのように思える。Manjaro LinuxのつぎはぎOSプログラムのバックアップが主目的であったが、突破口を思い付かないので、保留としておく。

(2023/5/13 追記) パソコンのメモリを16Gbyteへ増やしたので、Linux Mint 21.1 CinnamonをVMwareへインストールして遊んでいた。ふと思いついて、Linux Mintの標準ファイルマネージャ―のNemoから「ローケーションパス形式の切替」で”smb://LinkStationのマシン名/共有フォルダ名”を実行したら、匿名ログインでLinkStationの共有フォルダへアクセスでき、ファイル参照ができた。やはりManjaro Linuxのファイルマネージャ―のThunarにはバグがあるのだろう。いつか修正されればよいが、、、、と、ここでまた思いついて、Manjaro LinuxのKDE Plasmaエディションを試すことにした。メモリが増えたのでXfceでなくても使えるようになったからだ。KDEの標準ファイルマネージャーはdolphinで、最初は使い方がよく分からなかったが、あっさりLinkStationの共有フォルダにアクセスできた。Manjaro + Xfceの組み合わせか、Manjaro + Thunarの組み合わせに問題があるのだろう。ただメモリの少ないVH-AD3S proではKDEが使えないので、私の問題の解決にはならないのは残念だ。

(2023/5/26 追記の追記) VH-AD3S proの液晶ユニットが折り畳めなくなって、液晶ユニットを取り外し、無線LANアンテナとmicroHDMIケーブルでキーボード型パソコンに改装したついでに、SSDのManjaro Linux Xfceを最新版をダウンロードして、USBメモリからクリーンインストールしたら、ThunarからLinkStationへ接続することができた。最新版でバグが修正されたのか、アップデートの不良の問題だったのかは不明だが、解決できたので良しとする。
(、、、の追記)なぜか翌日、接続しなくなった。不思議???

カテゴリー: PC周辺機器, パソコン パーマリンク

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