ルーター NEC Aterm PA-WG2600HP3

いろいろ迷った挙句、ルーターの機種を決めて家電量販店へ3月末日の昼休みに買いに行った。期末の決算でお安くなっていた当該機種の棚にある最後の一台を、どれにしようか迷っている家族連れの目の前で掠め取ってきた。家族連れはBuffaloの売れ筋ルーターを持って、会計で私の後ろへやってきて並んだ。私が今回買ったのは、このルーターだ。

NEC Aterm PA-WG2600HP3

NECのルーターは細かい設定ができるので便利だ。ただし知識が必要で、技術用語を調べながら少しずつ設定、動作確認していくのが楽しい。この数年の買い替えで二台のノートパソコンを含めてwifi機器が全て5GHzの11ac対応になったので、ルーターとは1733Mbpsの速度で高速通信できるはずだ。もちろん有線LANのHubは1Gbpsだ。ルーター間の設定引っ越し機能は、あるブログでうまくいかないという記事があったので、個人的な楽しみもあって、全て手動で設定することにした。

しかし、最初で大きく躓いた。有線Hubに接続したパソコン側から、ルーターのクイック設定画面にアクセスできなかった。一時間くらいかけて試行錯誤し、添付の簡易説明書の小さい字の説明の一部に、ルーターのデフォルトIPアドレスが以前の192.168.0.1から192.168.10.1へ変更されていたことを知って、愕然とした。パソコンの固定IPを一旦DHCP割り当てに変更し、やっとルーターの設定画面にアクセスできた。

だが、プロバイダー設定をルーターが記憶してくれず、インターネットアクセスができないまま、また一時間くらい悪戦苦闘。今まで使用してきたルーターと違って、デフォルトではWAN側のプロバイダーをルーターが自動判定するようになっていることを知った。NTT系(?)などのONUにルーター機能のあるプロバイダーなら自動設定できるのだろうが、私のようにプロバイダーからPPPoE用接続IDとパスワードが必要なプロバイダーだと、その機能が作動しないだけでなく、デフォルトの自動判定のままだとプロバイダーのIDとパスワードの入力がルーターに記憶されない。だから、まずWANの自動判定を手動設定に変更しなければならない。これも添付説明書の小さい字の一部に何気なく書かれているだけだった。素人のための自動化だろうが、親切なようで意外と設定に躓くところで、下手をすると不良品だと勘違いするユーザーもいるのではないだろうか?それでやっと、IDとパスワードを登録してプロバイダーに接続でき、最初にファームウェアのバージョンアップを行った。

そこからはDHCP設定、DHCP固定割り当て、端末名、MACアドレスフィルタリング、ポートマッピングなど、前のルーターと設定内容は変わりはなかったのだが、新しいルーターでは無駄にビジュアルな設定画面に変更されてしまって、素人には不必要と思われる設定内容を隠しているので、私のような細かい設定をするユーザーは詳細項目を移動する時に必ずホーム画面に戻って、詳細項目表示ボタンを押すという操作が必要になり、煩わしかった。ここは以前の設定画面に戻してほしいと思った。

さらに手間取ったのはネットワークプリンタの設定で、新しいルーターを認識してくれなかった。何度かWPS機能を試したが失敗。ネットでPX-049Aのマニュアルを探し出してきて、説明通りにやっても駄目だった。PIN方式でも認識してくれなかった。そこでしばらくあれこれ考え込み、無線LANの設定のせいではないかと思い付いた。私はセキュリティのためにSSID隠蔽機能とMACアドレスフィルタリングを設定していたのだが、2.4GHz側のそれらを解除してやるとすぐに認識してくれた。その後またSSID隠蔽機能とMACアドレスフィルタリングを有効にしたが、印刷は正常に行われた。試行錯誤している間に、なぜだか知らないが、パソコン側でプリンタドライバがないと警告表示されたり、影響があったので、念のためプリンタドライバの再インストールをした。

エプソン PX-049A

私はルーターだけは細かい設定のできるNECをずっと愛用していて、移行作業は1日で終わると思っていたのが、仕事のある平日とはいえ、3日もかかってしまった。今まで使用していたルーターはAterm PA-WR8700N-HPで、八年間ご苦労だった。中継器とかローカルルーターのテストとか何か再利用方法がないか考えているが、そのうちハードオフに売りに行くことになるだろう。

Aterm PA-WR8700N-HP

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