パソコン ドスパラ Lightning AH5

前の記事で、非力なCeleron+内臓GPUのパソコンで、DEAD OR ALIVE 5をプレイしたことを書いたが、スローな動きのコンピューター相手でLEGENDレベルを一週間でクリアしてしまい、あっという間に「鉄人」の称号を取得してしまった。当然これは真の実力ではない。反射神経の速さが必要なく、相手の動きを見て対応できるので、先読みも必要ないからだ。これではすぐに物足りなくなって飽きそうだ。本当のスピードで勝負したくなって、グラフィックボードを増設することを考えてみたが、よくよく検討してみたら、このデスクトップパソコンはもうすぐ購入から七年間になるWindows7だった。OSのサポート終了から一年三ヵ月も経過している。ハードも古く、モニタ出力端子はDVIだ。グラフィックボードを増設すると電源を450Wとか600Wへ換装しなければならない可能性がある。時々、「Windows7はサポート終了となっており、危険です」というような、ソフトやサイトの警告が表示されるくらいで全く不都合はなかったのだが、いつかはSSD移行も含めて新しい規格に全面リニューアルしなければならないので、思い切って今、買い替えることにした。

ドスパラのホームページで物色したところ、AMDのCPUだが、GeForce GTX 1650搭載のデスクトップが価格的に良さそうに思えた。SSDのNVMeとかいうM.2対応の新規格ができたようで、それにも対応していた。なぜかIntel CPUのパソコン商品は、ほとんどSATA接続のSSDだった。メインボードが対応できていないのだろうか? 最近の報道で、IntelはAMDに追い越されてしまったらしいので、まだ未経験のAMD CPUを買ってみることにした。買ったのはミニタワーのLightning AH5で、Ryzen5 3.6GHz 6コア、 8MB RAM、 500GB NVMe SSD、GeForce GTX 1650というスペックだ。

注文時に構成変更して、キーボード・マウス・DVDドライブは無しにしたら、1,628円ほど安くなった。キーボードとマウスはWindows7のものが使えるし、予備もある。ソフトのインストールはネットからのダウンロードやUSBメモリでやるのが普通になっている。外付けのDVDドライブも持っているので問題ない。

ドスパラのパソコンは満足いく(VH-AD3S proは失敗だったが)ものだが、サポートがダメダメだというのは何度かこのブログで書いたことがある。今回もちょっと気になることがあった。注文時には翌日配送することがお届け日とともに表示される。水曜日の午後に注文した時には、「土曜の午後二時以降にお届け」と表示されていた。WEB上での注文の過程で、配送設定は「最短」「土日祝日」「平日」のカテゴリーで日時指定できるのだが、不在配達をさけるために「16:00~18:00」を指定しようとしたが、「最短」を選択していると時間指定できない。仕方なく、「土日祝日」をクリックして、「16:00~18:00」を指定した。私としては”翌日出荷”(つまり木曜日に出荷)されるのだから、宅急便配達員への親切心のつもりで、土曜日の夕方に到着するよう設定したつもりだった。すると、ドスパラは出荷を金曜日まで遅らせて、金曜日の午前に神奈川の綾瀬工場から発送した。遠く離れた地方都市には土曜の夕方に到着しないのではないか? ドスパラは、「土日祝日」の設定なのだから日曜にずれても違約ではないと考えているのだろうか? ”翌日出荷”はどうなったのか、日時指定は結局できないということではないか、これなら「最短」にして、不在の時は再配達してもらう方が良かった、などとやきもきしたが、無事、土曜日の夕方に届いた。ドスパラホームページの配達に関する説明を注意深く読んでみても、どこにもはっきりとこのようなことは書いていなかった。ヤマト運輸の物流システムとの兼ね合いもあるのだろうが、もっと分かり易い説明があればよいと思った。(私の単なる八つ当たり?)

本体を箱から出して気付いたが、DVIではなくHDMIで映像と音声を一本でモニタに出力できる。急いでHDMIコードを買ってきて、グラフィックボード側のHDMI端子とモニタを接続して電源を入れたが、BENQモニタは無情にも「信号がありません」と表示し、真っ黒のまま。焦って、何度もコードを抜き差したり、モニタのマニュアルを調べたりしたり、二十分ほど試行錯誤した。最後にモニタの右横にある設定ボタンを押してみたら、DVI・HDMI1・HDMI2・D-SUBの入力ラインを選択するようになっていた。ボタン操作でHDMI1のラインを選択すると、すぐ表示された。筐体側面のパネルを外して内部を見ると、グラフィックボードはASUS製で、構成表をみるとASUSのバルク品と書いてあった。しかし、驚いたのは、内部がすかすかで音がほとんどしないことだ。3.5インチHDD/SSDとDVDドライブがないので、電源とデータ接続のケーブルが必要なくなり、熱も発生せず、ファンがほとんど動作していない。外付けHDDスタンドと外付けDVDドライブの動作音の方がうるさい。起動、シャットダウンなど、何もかも爆速で快適。これからはM.2 SSDの時代であることを実感した。

[2021/4/12追記] ミニタワーのPCIスロットは4スロットあるので、USB3.0を増設する基板を取り付けようと思ったが、分厚いグラフィックボードが邪魔をして、他のPCI基板を装着する空間がない。実質、PCIの増設はできない。この一点だけがマイナスポイントだ。[追記ここまで]

–ASUS GeForce GTX 1650 4G シングルファン

初期起動のWindows10の認証はすぐ終わるはずが、結構手間取った。最近のアップデートからのようだが(一年半前に購入のVH-AD3S proでは必要なかった)、Microsoftアカウントでの認証とログインを要求された。たまたま他の人の話で、Microsoftアカウントで認証すると毎回ログインにMicrosoftアカウントでログインすることになり、面倒なことになることを知っていた。電源オフして無理矢理、認証の途中で中断した。付属の「はじめにお読みください」でローカルアカウントでセットアップする方法があったので、LANコードを抜いた状態でセットアップをして、デスクトップ画面が表示されてから、LANコードを接続した。Windows Updateを実行したら、ライセンス認証がされて、普通に使うことができた。しかし、Microsoftアカウントのリンクはしていないので、再インストールするときには問題が起きそうだ。Microsoftアカウントのリンクをすると、ローカルユーザーのログインができなくなるかもしれないので、私はこのままの状態で利用することにした。

16GBのUSBメモリでの回復ドライブの作成に一時間半かかり(USBメモリが2.0規格だったから?)、ソフトやデータの引っ越しに週末二日かかったが、処理速度の速くなったパソコンが快適に使えるようになった。ボトルネックになっていたのは、ハードディスクの速度だったことを実感した。ちなみに今回知ったことだが、Windows10そのものにはサポート期限がないらしく、半年ごと(?)の大型アップデートそれぞれにサポート期限を付けているらしい。例えば最新アップデートの20H2は2022年5月10日までとなっている。次のアップデートが出た時に最新版にアップデートすれば、また期限が伸びる。つまり、きちんと毎回アップデートさえしておけば、ハードが壊れるまでWindows10が使えるということだ。マイクロソフトの言うことなので、にわかに信じがたいが、Ubuntu LinuxのOSサポート方法を真似たのかもしれない。

[2021/6/25 追記] MicrosoftがWindows11を正式発表した。やっぱり「これが最後のOS」というのは嘘だった。毎度のことだが、デスクトップのユーザーインタフェースが大幅に変更されていた。予定では2021年中に発売ということで、買ったばかりのAMDパソコンが何年後まで使えるのか? 五年くらい? Microsoftの天下はいつまで続くのか? 嘆くしかない。[追記ここまで]

今度はDEAD OR ALIVE 6:Core FightersというSteamの無料版をプレイしてみた。奥行きと立体感のある美麗なグラフィックで、キャラクターの動きが速すぎて、ついていけない。グラフィックボードの性能が良いので、Celeron 1.2GHzの時とは全く別のゲームになったようだったが、それでも、ルーキー・レベルはクリアできた。ボコボコにされる覚悟でオンライン対戦に打って出たら、おそらく製品版を購入した初心者の人の、無料版では使えないエレナというキャラクターのF-ランクの人とマッチングし、適当な連打でデビュー戦勝利してしまった。デビュー戦をリプレイ保存できるのがうれしい。ゲーム中はさすがにファンの音がして熱を排気しているが、全体として静かだから気になるというレベルで、値段なりに満足できるマシンだ。

–ゲーム DEAD OR ALIVE 6(写真はPlaystation4版)

–派生商品らしきものがあったのでついでに、DEAD OR ALIVE Xtreme(Playstation4用)

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