アニメ映画 「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」

相変わらず緊急事態宣言による分散出社が続いて、一日に二度、三度と用件が発生するごとに短時間出社しなければならないのが面倒臭い。来週からはマスク徹底などの対処で通常勤務となるのだが、今週は一日だけ有給休暇を取ることにして、「鬼滅の刃」と同じシネコンで上映中だった「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」を、見にいった。

テレビシリーズのエヴァンゲリオンは見たことがなく、テレビで放映されていた映画版二作を途中風呂に入ったり、テレビをつけたまま漫画を読みながら、見たことがあった。エッ〇なシーンと壮大なBGMしか覚えてないが、本当に完結するなら見ておくことにした。(スターウォーズのようにドラマシリーズで続かないことを祈る)

—シン・エヴァンゲリオン劇場版

上質な作画・CGI・BGMが溢れたアニメ作品だった。前半は日常生活的なシーンが長々と続くが、飽きることなく見ていることができたのには感心した。特撮の楽屋落ちネタのような要素もちらほらあり、丁寧に(別の言葉で言えば、マニアックに)作られていた。ストーリーを追ったり、意味を考えながら見る作品ではなく、つまり、感動したり解釈したりするタイプの作品ではなく、場面場面でのシーンの美しさ、キャラのやり取りの丁寧な描き方を見ていく作品だ。ラストは心象風景的なシーンに見せかけた、「このアニメはスタジオでのドラマ撮影だった」とでも解釈できるような虚構に仕立てていた。ラスト前は、心象風景シーンの場面転換が際限なく連続する。ファンの一部で、「エヴァンゲリオンは庵野のオ〇ニ〇」と言われているらしいが、こういうところなのだろうか?本作で私が見た限りでは、現状への不満を吐露するような未熟な人間の私小説風ではなく、(好き嫌いはあるだろうが)作品に昇華された庵野秀明という人間の自画像を見たように感じた。ストーリーや戦闘シーン自体にはあまり意味を持たせていないと思う。エンタメとしてのストーリー設定や戦闘シーンであり、視聴者へのサービス精神だろう。庵野秀明にしか作れない作品であり、私にとっての傑作ではないが、とにかく感心した。

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アニメ映画 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編

今さらながら劇場版「鬼滅の刃」無限列車編を見た。先週の金曜日に私の居住地に初めて緊急事態宣言が発令されることが決定され、すぐ翌週からのことなので会社も対応に困り、月曜から不可欠な要件のある者以外は分散出社して様子を見るということに急遽なって、平日の日中に突然暇な時間ができてしまった。

この一年くらい映画館に行ってなかった。昨年の映画館は新作が上映禁止になったり、館内で一切飲み食い禁止になったりして、ポップコーンとコーラが映画鑑賞に欠かせないので、映画館から足が遠のいていた。今回の突然の日中の暇な時間で何をするか考えて、調べてみると、鑑賞者の少ない平日であれば、劇場内での飲食が可能であることを確認した。興行収入四百億円突破が目前らしいので、それに貢献しようと思った。月曜の昼過ぎに映画館に行くと、緊急事態宣言の影響で上映スケジュールが変更されてしまっていた。入口の予定表の差し替えさえされていなくて、チケット販売機を操作したのに一覧になく、遠くにいる係員に尋ねてやっと判明した。係員が慌てて、入口や掲示板などの貼り替えを行った。ホームページの上映スケジュールもまだ変更されていなかった。映画館内の券売機システムとの連動がされていないようだ。一時間半後に出直して、やっと鑑賞できた。

—劇場版 「鬼滅の刃」無限列車編 DVD

鬼滅の刃のテレビ版は動画サイトなどで断片的なシーンを見たことがあるだけで、テレビ版を通してみたことはない。絵柄が少し子供向け風でもあり、今からレンタルで二十六話分を通して見てみようとは思えず、大まかなストーリーだけ頭に入れた状態で映画を見た。アニメ映画としては、ハイレベルな良作だと思った。

絵的に気になったことがあった。アニメにCGが多いのは別に構わないが、このアニメの使い方には違和感があった。私はCGを積極的に使うべきだと思っている。ロボット・機械の無機的な感じや、ガラスに反射してゆっくりと動いていく雲や飛行機の動き、この映画の場面にあったような空と水平線がどこまでも続いて無限を感じさせる背景、などに使うのなら演出効果があると思うのだが、列車内で敵キャラの肉塊が揺らぎのない直性的・放物線的動きをしていたのは不自然だ。まあ、好みの問題でもあるので、これ自体はマイナス点ではない。

良くないと思ったのは、心理と状況について説明的なセリフが余りにも多すぎたことだ。これは明らかなマイナス点。それと、アクションシーンが連続するためもあるが、叫び声、壮大なBGM(BGM単体は非常に良い)の連続が過剰に感じた。それと、原作と基本ストーリーを私が良く知らないためか、変なギャグが入ってくるが、笑えず、逆に間を悪くしていた。美しい背景と綺麗な作画と動きでアニメとして悪くはないのだが、いまいち乗り切れない。アカデミー賞のアニメ部門の候補作になったらしいが、鬼滅の刃のファンでないと感動できないのでは、受賞どころか、ノミネートも難しい。ラスト近くまで、「作品の内部」から表現されるものに共感できずにいた。

しかし、最後の見せ場の煉獄と鬼の対決で、熱血青少年漫画のような、直球ど真ん中な素直な感情の発露のセリフの連打に、目頭が熱くなった。観客動員数はブームのためだろうが、最後良ければ全て良しではないが、これだけでも見た価値はあった。

(2021/5/24 追記) 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編の日本国内の興行収入が四百億円を突破したとニュースがあった。国外を合わせると五百億円に達するらしい。ヨーロッパはまだ全ての国で公開していないらしいから、まだ伸びるだろう。

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Windows7マシンのクリーンインストール。ライセンス認証とWindows Update

四日程度で終わると思っていたパソコン移行作業は、4TB HDD交換の問題で時間を浪費したこともあり、AMDマシンへのソフトとデータの移行に十日もかかった。4TB HDDへのファイルコピーは様子を見ながら分割してコピーを行っているため、まだ数日かかるが、移行が完了して不要となったCeleronのWindows7マシンは、USBメモリ起動のデータ消去ソフトでシステムHDDをクリアすることにした。

アメリカ政府推奨の完全消去方法だと、500GB HDDなので一晩放置しても朝までに終わらなさそうだったので、データ消去ソフトの標準設定の少し緩い方法で行ったら四時間半ほどで完了した。

Windows7を付属のインストールDVDからクリーンインストールした。インストール直後では解像度の低いデスクトップ画面で、ネットワークが使えなかった。続いて、付属DVDのマザーボード用のデバイスドライバのインストールを行った。チップセット、グラフィック、LANアダプタなどをインストールしたら、フルカラーの大画面でネット接続できるようになった。VMwareでのお試しインストールの経験から、ライセンス認証とWindows Updateに失敗することは分かっており、OSサポートも終了してしまっているので事前にネットで情報収集し、Microsoft Updateカタログからいくつかダウンロード(KB3133977,KB4490628,KB4474419,KB3020369(これはなぜかアップデート失敗),KB3125574)して実行したら、Windows Updateでアップデートできるようになった。再起動後、ライセンス認証したら成功した。

自分はもう使用しないので最新状態にする必要はないのだが、最後までアップデートした。パソコンいじりの遊びを含め、きっちり仕事(?)をしたかった。ハードオフに持って行くと、何と、1,200円の値段がついた。(^o^)/ ちょっと意外だった。HDDのデータ消去とWindows7のインストールが評価されたのだろうか?

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Steamからセールのお知らせメールが来て、初めてネット用のプリペイドカードを買った。

春になって少しハイになっているのだろうか?それとも、世間の自粛傾向に拍車がかかり、私も旅行や外食が思うようにできない鬱屈した気分でいる反動だろうか? 無駄遣いが止まらない。

Steamからメールのお知らせが来て、Dead or Aliveの有料版が期間限定で七割引きだと知った。値段を確認してみると、通常版が2,574円で、デラックス版が3,234円だった。無料版で十分楽しませてもらっているし、一万円以上するデラックス版がこの値段なら、メーカーに報いるのがユーザーの義務だと思った。

–DEAD OR ALIVE 6 デジタルデラックスエディション

Steamの支払い方法を確認すると、クレジットカードやPaypalなど種類は多かった。その中に見慣れない名称があったので調べてみると、ネット用のプリペイドカードだった。コンビニでも販売しているとのこと。クレジットカード情報を登録するまでは、まだSteamを信用できていないので、ネット用プリペイドカードで支払うことにした。今まで利用したことがないので、一度くらい利用してみる気になった。Steam専用プリペイドがあるらしいので、それを買うことにした。

昼休みに職場近くのファミマに行ったが、なかった。その先のローソンに行ったが、やはりなかった。仕方なく一キロ近く歩いて、セブンイレブンに行くと置いてあった。購入する時、「詐欺の可能性があります」みたいな注意文がレジ画面に表示されて、OKボタンを押すよう言われた。オレオレ詐欺対策らしい。そんな年寄りに見えるのかな?と苦笑しながらボタンを押した。

Steamへの登録は少し回りくどい手順だったが、Digica(WebMoney?)というシステム経由でSteamウォレットにチャージできた。DEAD OR ALIVE 6 Digital Deluxe Editionをカートに入れて購入する時、何度も「既にいくつかのアイテムは購入済みです。よいですか?」みたいな確認が表示されて、正しい購入手順なのか心配になった。初めての購入なので心当たりはなく、ゲームで遊んだらゲーム内ポイントを稼いで、そのポイントで衣装を購入していたので、そのことだろうと思い、思い切って購入ボタンをクリックした。新規ダウンロードとか何かアクションが起こるのかと思ったが何も起こらない。失敗したかと思いながら、ゲームを起動したら、キャラクターやアイテムやエピソードが解放されており、ゲーム内ポイントで購入できるようになっていた。オンライン対戦の履歴データも引き継がれていた。ゲーム起動時にSteamアカウントの情報にアクセスして、ライセンス情報を取得したようだ。

これまでのオンライン対戦の戦績は、8勝3敗。初心者にしては良い成績ではないだろうか? 一度ベテランが初心者を装ったF-レベルのザックと対戦して為すすべなくボコボコにされた以外は、勝った試合も負けた試合も、お互いやったりやられたりの応酬で、充実した内容だった。使えるキャラクターが増えて、しばらく遊べそうだ。パチンコに嵌るよりずっと経済的だし、健全に楽しむ(?)ことができる。

(2021/5/10 追記) 三週間近くDEAD OR ALIVE 6を遊んで、プレイヤーレベルがDまで上がった。ある程度予想していたが、オンライン対戦で本当の初心者とマッチングすることがなくなり、私より低いEレベルなのに十五連勝のシルバーファイターとか、Fレベルなのに切れ目なくコンボ技を連続で繰り出し何もさせてくれない明らかに熟練者とか、初心者を装ったマニアックな強豪プレイヤーとばかり対戦するようになり、もはや一度も勝てない状況になった。それなら私のプレイヤーレベルをFに落としてくれれば、また初心者と対戦できるのに、何度負けても降格してくれない。システムの仕様なのだろうか? それで、コンピューター対戦ばかりして、興味のあった4つのキャラの衣装も全部取得済みで、マニアックなコンボ技や読み合い・駆け引きを覚える気もないので、これ以上プレイヤーレベルも上がらないだろうし、一ヵ月遊んだところでもう止めようと思う。定価で購入していたらもったいないと思ったところだが、七割引きの3,234円なので、適度な浪費だ。夏休みとか正月に気が向いたらまた遊ぶ程度だろう。

(2023/4/15 追記)一時は止めようかと思ったDEAD OR ALIVE6だが、暇な時にコンピューター対戦で、熱心ではないが継続的には遊んでいて、気の向いた時にオンライン対戦を年に数回やってみるという感じで、ゲーミングキーボードを購入してしまう程度には楽しんではいる。オンライン対戦は相変わらず初心者狩り(わざとレベルを低くして対戦相手をボコボコにするプレイヤー)に遭遇することが多いが、逆に無気力試合(放置)をするプレイヤーが多い。熟練プレイヤーが初心者狩りをするためにわざとランクを落とすためにやっているのかと思っていたが、「ゴールドファイター」の称号を獲得するためもあるのではないか、と最近気付いた。熟練プレイヤーはAランクとかSランク以上なのだろうが、そのランク帯で20連勝するのは、不可能に近い。ならば、一旦、Fランクまで下げてから初心者や格下プレイヤーだけを対戦すればよい。しかし問題は、同じようにランクを落とした初心者狩りが存在することで、半年以上、放置していたプレイヤーもいたし、今も一年以上、放置の無気力試合を続けているプレイヤーもいる。私の推測が合っているかどうかは分からない。ただの自己満足で初心者をボコボコにしているだけかもしれない。

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VMwareへの64bit版のUbuntuとLinux Mintのインストールに失敗した。Linuxはもう高スペックが必要。

新しいパソコンにVMwareをインストールしたので、しばらくご無沙汰していた、Linuxディストリビューションのお試しをしようとした。Ubuntu系は最新バージョンから32bit版を廃止したため、64bit版でのインストールだった。

まずLinux Mint 20.1を試したが、インストーラーがディスクへのパーティションを作成する前にLive CDのログイン画面に変化してしまい、ログインをクリックすると最初のデスクトップ画面に戻るという現象から一歩も進まなかった。Ubuntu 20.04 64bitも試したが、こちらはパーティション設定の画面は出ず、ファイルシステム作成のプロセスをずっと実行したまま、その先のプロセスに進行しなかったため、強制パワーオフで中止した。

一体どういうことなのだろうか? VMwareの不具合だろうか? しかし、ネットのLinuxインストール紹介サイトではUbuntuもLinux Mintも何の支障なくインストールしているみたいに見える。AMD CPUのせい? そんな不具合報告はどこにもない。32bit版が廃止されたので、このままだとLinuxの最新版はもう試せないことになる。

ライセンス違反だが、今回のパソコン買い換えで廃棄予定のWindows7の64bit版をVMwareにインストールしてみた。こちらは成功した。(SP1だったので、Microsoftのライセンス認証は失敗していた)こうなるとUbuntu系の20.xx版のLinuxの問題のように思えるが、失敗している人が他にいないように思えるので、ちょっとした設定か相性の問題かもしれない、とは思った。

思いあぐねて、古いバージョンLinux Mint 19.3の64bit版を試してみたら、こちらは成功した。

ここで立ち止まってゆっくり考えてみた。それで思い出したのだが、最新版の64bitの仮想マシンを新規作成する時、RAMのサイズをOSでの最小サイズの1GBに変更していたことだ。Linux Mint 19.3 64bit版とWindows7 64bit版の時はインストールできるかどうかのテストということもあり、何も変更せず標準設定のまま手早くインストールしていた。

改めて、RAM 2GBの設定でLinux Mint 20.1 64bit版のインストールを実行すると見事成功した。Linuxはハードウェアスペックが低くてもOKという昔からのイメージで、だからこそVMwareのゲストOSにして遊んでいられたのだったが、機能アップが激しくて、ほとんどWindows並みのリソースとスペックが必要になり、RAMが2GBメモリより少ないとインストールにさえ失敗するOSになってしまったわけだ。そうなると、Windowsの対抗馬としての低スペックで動作するLinuxという私の評価は訂正しなければならない。余計な機能はいらないから、軽いOSを切に願っている。

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Windows10 64bitで動作しないフリーソフトがあった。洒s落のhお話とa詐r欺にごe用心

WindowsXPの頃から愛用しているフリーソフトがいくつかあり、今回、新しいパソコンにもコピーしたが、起動に失敗するフリーソフトがあった。エディタは普通に動作したが、通信ソフトが起動エラーになった。管理者権限でのXP互換モードで起動しても駄目だった。

いつかは、こんな時が来る覚悟はしていた。しかし、諦めきれない。ネット情報を探してみたが、由来の怪しいツールをダウンロードさせ、コマンドプロンプトでシステムコマンドを使って作成作業する、何のために何をしているかも分からない方法が掲載されているのを二、三見つけた。オレオレ詐欺の入金指示と同じ手法で、ウィルスかマルウェアをインストールさせようとしているように思えた。その方法で可能なら、もっと多くのサイトで紹介されても良いようなものだが、私は全く信用できなかった。

代わりになるようなソフトがないか探しているうちに、VMwareで動作するのではないかと思いついた。ずっと前に、パーツ組み立てで自作PCを持つのが流行ったが、私もそれをやって、DSP版のWindowsXPを持っていたはずだった。どこかにやってしまったのを見つけ出し、試してみたら見事成功した。しかも、Ryzen5 3.5GHzの処理速度とSSDのファイルアクセスの速さで、かなり使い勝手が良い。

注意点としては、最終版SP3にアップデートしたい場合は、XPはサポート終了しているためWinodws updateに失敗するので、Microsoft UpdateカタログからSP2とSP3へのロールアップとかのファイルをダウンロードして実行することと、ゲストOSを固定IPにしたい場合、VMwareで仮想マシンのネットワーク設定を「ブリッジ」にしなければならない。また、Internet Explorerはもう「証明書が不正」などと表示され、使い物にならない。あくまで使いたいフリーソフトを起動するためだけの用途にしか利用できないと思った方が良い。こういう時、前の記事でも書いたが、2TB HDDに思い出のように残しておいたデータやソフトが役に立ってくれた。それと、Windows7で利用していたフリーソフトをXPにコピーした場合、ダウンロード先のフォルダ設定をデスクトップ上のフォルダに指定していたソフトでは設定変更が必要だ。WindowsXPは「C:\documents_and_settings\メインユーザー\デスクトップ\xxxx」というような日本語文字を含んだ指定になるので、コピーしただけでは例えデスクトップ上にダウンロード先フォルダが存在しても、見つけることができずエラーとなる。とにかく、これでVMwareがなくなるまで通信ソフトを使えることになった。

ここからは思い付きの想像だが、、、、、、ハードオフとかで、メーカー品でないジャンクPCでDSP版WindowsXPかWindows7のCDとライセンスキーがついているものを購入するとか、昔Yahooオークションでライセンスキー付きの怪しげなWindows7のCDが大量に出品されていたが、とにかくDSP版を入手すれば、VMwareにインストールできるのではないだろうか?メーカー品だと自社ハードでしかインストールできない、あるいは、正常に動作しない可能性が高い。VMwareへインストールさえできれば、アップデートはMicrosoft updateカタログからダウンロードできるだろうし、セキュリティソフトはリアルタイムプロテクトを断念すればフリーのClamavが使えるかもしれないし、Avast無料版(XP SP3をまだサポートしていると書いてあった)も利用できる。chromeはもう対応していないらしいが、Firefox52.9esrやseamonkey2.45.5を探してくればまだWEBもできるという情報があった。もしウィルス汚染されたら、また新しく仮想ディスクを作成して再度インストールすればよい。特定のアプリケーションしか使わないなら、これで充分。ただしWindows7の場合は、ライセンス認証がXPより厳しくなったから、うまく認証されない恐れはある。試してないので確証はない。

【注意!!】引っかかったらsha-reにならないので、詐欺には用心しよう。

(2022/3/13 追記) 遊びでManjaro Linuxをいじっていたら、何と、wine(正確にはPlayOnLinuxの機能を利用)というWindowsのソフトをLinux上で起動できるようにするソフト(うまく動作しないことが多い)を利用したら、この通信ソフトが完全に起動、動作した。デスクトップ上にアイコン(Linuxではランチャーと呼ぶ)まで作成できた。ただし、Arch Linuxの派生のManjaroは設定が入り組んでいて、普通に日本語を入力したり、必要なアプリをインストールするために、情報収集と試行錯誤が必要だ。分かりやすくてお気に入りのLinux Mintで同じようにwineで通信ソフトを利用しようとしたが、なぜか同じPlayOnLinuxを利用しているのに、起動に失敗してしまった。他に、秀丸メールと秀丸エディタも試してみたが、Linux Mintではうまくいく(一部動作不良)のに、Manjaro Linuxではインストール自体に失敗した。設定を同じにしているはずなのに不思議だ。Linuxといっても、細かいところで相違があるのだろう。それが、Linuxが普及しない原因の一つでもある。Manjaro Linuxに興味を持ったのは、ローリングリリースで一度インストールしたら再インストールが必要ないと知ったからだ。Linux Mintの方は細かいバージョンがあって、それぞれWindowsのようにメンテナンス期限が決まっている。私は安定して使いたいだけなので、切り替えるのが面倒臭い。しばらく、Manjaro Linuxを学びながら、やっていこうと思う。これでまたWindowsの制約から解放された。思わぬ幸運だった。

(2022/3/16 追記) Manjaro Linuxのパッケージアップデートでwineのバージョンを7.4.1にアップデートしたら、通信ソフトがエラーを表示して起動しなくなった。アップデートで不具合が発生するのはArch系Linuxでは、よくあることらしい。ネットで調べたりして、winetricksとか追加のパッケージを入れてみたが、改善しなかった。アップデートマネージャにwine7.4.1-stagingとかいう類似したパッケージがあったので、7.4.1と入れ替えてみると見事に直った。wineの安定板の不具合にパッチをあてた非公式なパッケージらしい。不具合があると分かっているなら、公式の方で直してくれればいいのだが、Linuxは基本ボランティアなので、やりたい人が勝手にやっているだけなのかもしれない。何にしろ、解決してよかった。

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HDD Toshiba DT02ABA400 4TB 3.5インチ バルク

パソコンを買い替えた勢いで、データ保存用ハードディスクも買い替えた。というか、Winodws7のデータバックアップをやっていたら、2TB HDDの残量が少ないという赤色表示になってしまった。私はMS-DOS時代からのデータやプログラムを思い出のようにずっと残しているので、このようなことになる。遊びでインストールしたLinuxディストリビューションの全てのバージョンのイメージも保存している。2TB HDDを買ったのは、はるか昔のことだが、現在は14TBのHDDさえ販売されているので、隔世の感がする。それに当時はまだ32bit版のWindows XP(?)だったので、2TBより大きいディスクは32bit版のWindowsでは利用できないわけではないが、制限があった。今持っているパソコンは全て64bit版Windows10になったので、気兼ねなく4TB HDDを使うことができるようになった。ただしNTFSのGPTという形式でフォーマットする必要がある。Amazonよりドスパラが送料無料で安かった上に、先日購入したパソコンでドスパラポイントが使えたので、これにした。

–Toshiba DT02ABA400 4TB 3.5インチ バルク(写真はAmazonのもの)

4TB HDDを装着しようとして気付いたのだが、2TB HDDで使用していたSATAシリアルケーブルはそのまま流用できたが、新しいAMDパソコンの内部の電源コードがケーブルバンドでがちがちに束ねられていて、HDDのところまで届かなかった。ケーブルバンドを切断しようとしたが、あまりにもきつく締められていて誤って電線を傷つけそうだった。仕方なく、翌日パソコン専門店まで遠出して、4ピン電源コネクタをSATAの15ピンに変換する電源コードを買ってきた。

–AINEX SATA 電源変換ケーブル 15cm 二股

最初だからと、不良品確認も兼ねて完全フォーマットを実施したら、とんでもない時間がかかった。一晩放置していたが、朝になっても終わっていなかった。さすがに中断して、クイックフォーマットした。完全フォーマットだと、20時間以上はかかるのではないか?さらに2TB分のデータをコピーしたら、さらに12時間半かかった。書き込み時に結構なカリカリ音がした。うるさいというほどではないが、気にはなる。何年後になるか分からないが、次にハードディスクを買い替える時、4TBのSSDが安く手に入るようになっていて欲しいな、と思った。

余ったWestern Digitalの2TB HDDは以前買ったUSBのHDDスタンドに挿して、二重バックアップ用として利用することにした。NASキットを買ってみようとも思ったが、安いHDDなので、二十四時間常に動作させると、すぐ壊れてしまうだろうから断念した。

(2021/4/15 追記) 何とこのToshiba製の4TB HDDは、アクセスしたままになったり、認識されなかったりして、たった二日で壊れてしまった。完全フォーマットとコピーで長時間稼働させたからだろうか? パソコン内部から取り外して、外付けHDDスタンドに挿してみたが同じ現象。明らかに不良品。あのカリカリ音はそのせいだったのかもしれない。納品書に書いてあったサポートに電話したら、二十秒ごとに十円かかる有料通話だった。現象を説明したら、あっさり不良を認めてくれて、データ破棄に同意するということで、交換してもらうことになった。佐川急便が引き取りに来るというので、日時を指定した。交換品がいつ届くかわからないが、今度は優しく労わって使おうと思う。(^_^;;;

(2021/4/22追記)不良品の4TB HDDを佐川急便が引き取りに来て、五日後に交換の4TB HDDが届いた。接続して何度か読み書きしてみたが、交換品はカリカリ音がせず、トゥリトゥリトゥリという静かな音がするだけだった。前のHDDが不良品だったのは、動作音からして明らかだったようだ。また長時間かけてデータをコピーするのだが、今度は数時間ずつ何日かに分けて作業を行うことにし、一週間ほど様子を見ようと思う。大容量HDDはもう買わない方がよいだろう。

(2021/5/1 追記)4TB HDDは全てのファイルをコピーして、とても快適に利用できている。書き込み動作の最初にトントンという小さな音がするが、それ以降の動作音はとても静かだ。HDDの不良品にあたったのは、二十五年前のDellのノートパソコン以来だが、これなら心配せずに使えそうだ。

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パソコン ドスパラ Lightning AH5

前の記事で、非力なCeleron+内臓GPUのパソコンで、DEAD OR ALIVE 5をプレイしたことを書いたが、スローな動きのコンピューター相手でLEGENDレベルを一週間でクリアしてしまい、あっという間に「鉄人」の称号を取得してしまった。当然これは真の実力ではない。反射神経の速さが必要なく、相手の動きを見て対応できるので、先読みも必要ないからだ。これではすぐに物足りなくなって飽きそうだ。本当のスピードで勝負したくなって、グラフィックボードを増設することを考えてみたが、よくよく検討してみたら、このデスクトップパソコンはもうすぐ購入から七年間になるWindows7だった。OSのサポート終了から一年三ヵ月も経過している。ハードも古く、モニタ出力端子はDVIだ。グラフィックボードを増設すると電源を450Wとか600Wへ換装しなければならない可能性がある。時々、「Windows7はサポート終了となっており、危険です」というような、ソフトやサイトの警告が表示されるくらいで全く不都合はなかったのだが、いつかはSSD移行も含めて新しい規格に全面リニューアルしなければならないので、思い切って今、買い替えることにした。

ドスパラのホームページで物色したところ、AMDのCPUだが、GeForce GTX 1650搭載のデスクトップが価格的に良さそうに思えた。SSDのNVMeとかいうM.2対応の新規格ができたようで、それにも対応していた。なぜかIntel CPUのパソコン商品は、ほとんどSATA接続のSSDだった。メインボードが対応できていないのだろうか? 最近の報道で、IntelはAMDに追い越されてしまったらしいので、まだ未経験のAMD CPUを買ってみることにした。買ったのはミニタワーのLightning AH5で、Ryzen5 3.6GHz 6コア、 8MB RAM、 500GB NVMe SSD、GeForce GTX 1650というスペックだ。

注文時に構成変更して、キーボード・マウス・DVDドライブは無しにしたら、1,628円ほど安くなった。キーボードとマウスはWindows7のものが使えるし、予備もある。ソフトのインストールはネットからのダウンロードやUSBメモリでやるのが普通になっている。外付けのDVDドライブも持っているので問題ない。

ドスパラのパソコンは満足いく(VH-AD3S proは失敗だったが)ものだが、サポートがダメダメだというのは何度かこのブログで書いたことがある。今回もちょっと気になることがあった。注文時には翌日配送することがお届け日とともに表示される。水曜日の午後に注文した時には、「土曜の午後二時以降にお届け」と表示されていた。WEB上での注文の過程で、配送設定は「最短」「土日祝日」「平日」のカテゴリーで日時指定できるのだが、不在配達をさけるために「16:00~18:00」を指定しようとしたが、「最短」を選択していると時間指定できない。仕方なく、「土日祝日」をクリックして、「16:00~18:00」を指定した。私としては”翌日出荷”(つまり木曜日に出荷)されるのだから、宅急便配達員への親切心のつもりで、土曜日の夕方に到着するよう設定したつもりだった。すると、ドスパラは出荷を金曜日まで遅らせて、金曜日の午前に神奈川の綾瀬工場から発送した。遠く離れた地方都市には土曜の夕方に到着しないのではないか? ドスパラは、「土日祝日」の設定なのだから日曜にずれても違約ではないと考えているのだろうか? ”翌日出荷”はどうなったのか、日時指定は結局できないということではないか、これなら「最短」にして、不在の時は再配達してもらう方が良かった、などとやきもきしたが、無事、土曜日の夕方に届いた。ドスパラホームページの配達に関する説明を注意深く読んでみても、どこにもはっきりとこのようなことは書いていなかった。ヤマト運輸の物流システムとの兼ね合いもあるのだろうが、もっと分かり易い説明があればよいと思った。(私の単なる八つ当たり?)

本体を箱から出して気付いたが、DVIではなくHDMIで映像と音声を一本でモニタに出力できる。急いでHDMIコードを買ってきて、グラフィックボード側のHDMI端子とモニタを接続して電源を入れたが、BENQモニタは無情にも「信号がありません」と表示し、真っ黒のまま。焦って、何度もコードを抜き差したり、モニタのマニュアルを調べたりしたり、二十分ほど試行錯誤した。最後にモニタの右横にある設定ボタンを押してみたら、DVI・HDMI1・HDMI2・D-SUBの入力ラインを選択するようになっていた。ボタン操作でHDMI1のラインを選択すると、すぐ表示された。筐体側面のパネルを外して内部を見ると、グラフィックボードはASUS製で、構成表をみるとASUSのバルク品と書いてあった。しかし、驚いたのは、内部がすかすかで音がほとんどしないことだ。3.5インチHDD/SSDとDVDドライブがないので、電源とデータ接続のケーブルが必要なくなり、熱も発生せず、ファンがほとんど動作していない。外付けHDDスタンドと外付けDVDドライブの動作音の方がうるさい。起動、シャットダウンなど、何もかも爆速で快適。これからはM.2 SSDの時代であることを実感した。

[2021/4/12追記] ミニタワーのPCIスロットは4スロットあるので、USB3.0を増設する基板を取り付けようと思ったが、分厚いグラフィックボードが邪魔をして、他のPCI基板を装着する空間がない。実質、PCIの増設はできない。この一点だけがマイナスポイントだ。[追記ここまで]

–ASUS GeForce GTX 1650 4G シングルファン

初期起動のWindows10の認証はすぐ終わるはずが、結構手間取った。最近のアップデートからのようだが(一年半前に購入のVH-AD3S proでは必要なかった)、Microsoftアカウントでの認証とログインを要求された。たまたま他の人の話で、Microsoftアカウントで認証すると毎回ログインにMicrosoftアカウントでログインすることになり、面倒なことになることを知っていた。電源オフして無理矢理、認証の途中で中断した。付属の「はじめにお読みください」でローカルアカウントでセットアップする方法があったので、LANコードを抜いた状態でセットアップをして、デスクトップ画面が表示されてから、LANコードを接続した。Windows Updateを実行したら、ライセンス認証がされて、普通に使うことができた。しかし、Microsoftアカウントのリンクはしていないので、再インストールするときには問題が起きそうだ。Microsoftアカウントのリンクをすると、ローカルユーザーのログインができなくなるかもしれないので、私はこのままの状態で利用することにした。

16GBのUSBメモリでの回復ドライブの作成に一時間半かかり(USBメモリが2.0規格だったから?)、ソフトやデータの引っ越しに週末二日かかったが、処理速度の速くなったパソコンが快適に使えるようになった。ボトルネックになっていたのは、ハードディスクの速度だったことを実感した。ちなみに今回知ったことだが、Windows10そのものにはサポート期限がないらしく、半年ごと(?)の大型アップデートそれぞれにサポート期限を付けているらしい。例えば最新アップデートの20H2は2022年5月10日までとなっている。次のアップデートが出た時に最新版にアップデートすれば、また期限が伸びる。つまり、きちんと毎回アップデートさえしておけば、ハードが壊れるまでWindows10が使えるということだ。マイクロソフトの言うことなので、にわかに信じがたいが、Ubuntu LinuxのOSサポート方法を真似たのかもしれない。

[2021/6/25 追記] MicrosoftがWindows11を正式発表した。やっぱり「これが最後のOS」というのは嘘だった。毎度のことだが、デスクトップのユーザーインタフェースが大幅に変更されていた。予定では2021年中に発売ということで、買ったばかりのAMDパソコンが何年後まで使えるのか? 五年くらい? Microsoftの天下はいつまで続くのか? 嘆くしかない。[追記ここまで]

今度はDEAD OR ALIVE 6:Core FightersというSteamの無料版をプレイしてみた。奥行きと立体感のある美麗なグラフィックで、キャラクターの動きが速すぎて、ついていけない。グラフィックボードの性能が良いので、Celeron 1.2GHzの時とは全く別のゲームになったようだったが、それでも、ルーキー・レベルはクリアできた。ボコボコにされる覚悟でオンライン対戦に打って出たら、おそらく製品版を購入した初心者の人の、無料版では使えないエレナというキャラクターのF-ランクの人とマッチングし、適当な連打でデビュー戦勝利してしまった。デビュー戦をリプレイ保存できるのがうれしい。ゲーム中はさすがにファンの音がして熱を排気しているが、全体として静かだから気になるというレベルで、値段なりに満足できるマシンだ。

–ゲーム DEAD OR ALIVE 6(写真はPlaystation4版)

–派生商品らしきものがあったのでついでに、DEAD OR ALIVE Xtreme(Playstation4用)

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SteamとDEAD OR ALIVE : それから、GPUとグラフィックボードについて

なぜかYouTubeの「あなたへのおすすめ」に、DEAD OR ALIVEというゲームのプレイ動画が表示されて、何の気なしにクリックしてしまった。女の子キャラクター同士の格闘ゲームだということは分かった。


Googleで調べてみると、PS4/Xbox/PCでプレイできるとのことで、それで初めて知ったのだが、現在のPC用ゲームはほとんど、Steamとかいうシステムで配信されているらしい。Steamに登録されているゲームの中に、中学の頃やっていた「信長の野望」と「三国志」もあった。DEAD OR ALIVEもそれらと同じ光栄という会社(現;コーエーテクモ)のゲームソフトだった。将棋を除けば、もう十数年コンピューターゲームをやってなかったが、懐かしくなって、無料プレイができるDEAD OR ALIVE 5というのをダウンロードしてプレイすることにした。

–DEAD OR ALIVE 6(画像はPlaystation4版)


最新版のDEAD OR ALIVE 6の無料版もあったが、私のPCでは大幅なスペック不足だったので、要求スペックがまだしも低い、古いバージョンを選択した。グラフィックボードやゲーム用パッド、アーケードスティックを持ってないし、自分のパソコンはIntel HD Graphics 510というCPU内蔵GPUなので、どう逆立ちしてむプレイは無理そうだった。

プレイした感想は、反応が少し鈍くワンテンポ遅れる感じだが、キーボード操作でコンボ技を出せた。逆に、PCの処理能力不足でスローな動きなので、初めてでもコンピューター相手の対戦ですぐに慣れることができた。インターネット対戦は、PC能力の差でぼこぼこにされるだけなので、しなかった。暇つぶしに一人で遊ぶだけなら十分そうだ。

ちなみに使用したPCのスペックはCeleron 1.2GHz 4GM RAM で、既述のように内臓GPU。ゲームの要求スペックはCore i5 3.5GHzだったが、CPU能力よりグラフィック性能の方が決定的なのだろうと思った。

DEAD OR ALIVE 6のグラフィックボードは、Geforce GTX 770以上となっていて、どういうものなのかと思って調べてみたら、GeforceシリーズはDirectXに最適化されたグラフィックボードということで、グラフィック処理だけに特化した演算命令と、ボード内の高速なVRAM(おそらくECC機能がないのだろう)で処理を行っているらしい。内臓GPUは汎用グラフィック機能の提供で、メインメモリのRAM(比較すれば低速な)を使うため、十倍近いグラフィック処理性能差があるらしい。

–ASUS Geforce GTX 105otiのグラフィックボード(Amazonで一番安かった商品)

そうなると、CPUが高性能でなくても、グラフィックボードさえ高性能なら普通にプレイできるのではないかという疑問が湧いて、試してみたくなったが、Geforce 770以上のボードは数万円から十万円以上するものばかりだった!!! 失敗だったらお金の無駄だし、中古のPlaystation4を買った方が断然安い。私はゲーマーではないから、高額なグラフィックボードを買う理由が元々ない。残念ながら試すことはできない。

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現象学とかいうものにちょっと興味を持って、本を読んだ。

たまたま目についた「ハイデガー入門」という本を読んだら、論点がきちんと整理され、語り口も明晰でかなり面白く、難解なハイデガー哲学を何か分かったような気になれた。自分の頭が良くなったように思えてしまえるのだから不思議だ。気に入って断続的に何回も読み返した。

–「ハイデガー入門」 竹田青嗣 講談社学術文庫

ハイデガーの出発点が現象学だということだったので、現象学に関する解説本も読み漁ってしまった。先日、新聞広告で同じ著者の新刊本が出版されることを知って、共著ではあったが購入することにした。

–「超解読! はじめてのヘーゲル『法の哲学』」 竹田青嗣/西研:共著 講談社現代新書

哲学者ヘーゲルの著作を読解しながらの解説なので、堅苦しくはあったが、中学高校の公民の授業みたいな内容(今も公民の科目はあるのだろうか?)で、ちょっと懐かしいような感じだった。受け取り方は人それぞれだろうが、現代の法律のテクニカルな議論ではなく、法の理念の根拠について根本的な原理が何であるかを、当時の知識人(ルソーやホッブスも含めて)が考えて答えを出そうとしたことは良く分かった。たまにはこんなことに頭を使ってみるのも悪くないと思った。

さらに年末(2020/12/28)に、同じ共著で新刊本が出版されることを知った。堅苦しい上に、読者が少ないと思われる哲学分野だが、立て続けに新刊本が出版されるとは、この二人の著者はその分野でトレンドになっているのだろうか?宣伝文によると、「現象学の核心を改めて問い、これまでの理解を批判的に検討した上で、教育学・社会学・医学・心理学への応用可能性を拓く。」とあるので、今度は現象学の応用の仕方みたいな内容らしい。これも予約で購入することにした。

–「現象学とは何か: 哲学と学問を刷新する」 竹田青嗣/西研:共著 河出書房新社 

新しい年に哲学の本を読むというのも知的な感じがしていいかもしれない。読んだらまた感想を書こうと思う。

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