VMwareへの64bit版のUbuntuとLinux Mintのインストールに失敗した。Linuxはもう高スペックが必要。

新しいパソコンにVMwareをインストールしたので、しばらくご無沙汰していた、Linuxディストリビューションのお試しをしようとした。Ubuntu系は最新バージョンから32bit版を廃止したため、64bit版でのインストールだった。

まずLinux Mint 20.1を試したが、インストーラーがディスクへのパーティションを作成する前にLive CDのログイン画面に変化してしまい、ログインをクリックすると最初のデスクトップ画面に戻るという現象から一歩も進まなかった。Ubuntu 20.04 64bitも試したが、こちらはパーティション設定の画面は出ず、ファイルシステム作成のプロセスをずっと実行したまま、その先のプロセスに進行しなかったため、強制パワーオフで中止した。

一体どういうことなのだろうか? VMwareの不具合だろうか? しかし、ネットのLinuxインストール紹介サイトではUbuntuもLinux Mintも何の支障なくインストールしているみたいに見える。AMD CPUのせい? そんな不具合報告はどこにもない。32bit版が廃止されたので、このままだとLinuxの最新版はもう試せないことになる。

ライセンス違反だが、今回のパソコン買い換えで廃棄予定のWindows7の64bit版をVMwareにインストールしてみた。こちらは成功した。(SP1だったので、Microsoftのライセンス認証は失敗していた)こうなるとUbuntu系の20.xx版のLinuxの問題のように思えるが、失敗している人が他にいないように思えるので、ちょっとした設定か相性の問題かもしれない、とは思った。

思いあぐねて、古いバージョンLinux Mint 19.3の64bit版を試してみたら、こちらは成功した。

ここで立ち止まってゆっくり考えてみた。それで思い出したのだが、最新版の64bitの仮想マシンを新規作成する時、RAMのサイズをOSでの最小サイズの1GBに変更していたことだ。Linux Mint 19.3 64bit版とWindows7 64bit版の時はインストールできるかどうかのテストということもあり、何も変更せず標準設定のまま手早くインストールしていた。

改めて、RAM 2GBの設定でLinux Mint 20.1 64bit版のインストールを実行すると見事成功した。Linuxはハードウェアスペックが低くてもOKという昔からのイメージで、だからこそVMwareのゲストOSにして遊んでいられたのだったが、機能アップが激しくて、ほとんどWindows並みのリソースとスペックが必要になり、RAMが2GBメモリより少ないとインストールにさえ失敗するOSになってしまったわけだ。そうなると、Windowsの対抗馬としての低スペックで動作するLinuxという私の評価は訂正しなければならない。余計な機能はいらないから、軽いOSを切に願っている。

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